73系常磐線

模型はGM製の8両です。
73系電車は、63系電車を1951年に改良した形式です。
101系の前身であり、現在の通勤型の基本である20m4扉を確立しました。
常磐線で使われていた73系電車には、三河島事故発生後から列車無線アンテナが取り付けられていたそうです。
模型では、1971年4月〜翌年3月まで103系の補助編成として活躍していた臨時快速を再現しました。

←写真はありません。
先頭電動車として、松戸電車区にいた特徴的な車両(クモハ73096)のようなものを作ってみました。他の先頭車と異なり、ヘッドライトがおでこの部分に埋め込まれています。
模型ではおでこの部分に穴をあけて、銀河モデルの国電用ライトパーツを埋め込んでいます。
戸袋窓は、真ん中の窓サッシ切り取ってからTOMIX113系の戸袋窓をはめ込みました。
ドアはそのままです。
製作途中のレイアウトで撮影しました。
パンタグラフがやたら並んでいますね。この編成は、全8両中7両がモーター車というパワフル編成です。
臨時快速は晩年の約10ヶ月、103系の補助編成として走った列車です。性能を103系と並べる必要があったために、このような編成になりました。
モーターはKATOの80系のモーターを流用しています。TOMIXのモーターだと、ボディーマウントカプラーに変更しなくてはならなりません。ボディーマウントカプラーを長編成で使ってしまうと不安定になってしまうので、台車には目をつむりました。
実際こちらのほうが走りも安定していますし、パッと見違和感もありません。なのでこれでもいいかな、と思っています。
組み込み方は、車両内側の出っ張りをすべて削り取り、0.5mのプラバンを細かく切り貼り付けます。こうすることによって、高さを調節しています。固定するわけではないので、車体を軽く持ち上げればボディーが外れます。
イメージ的には取手あたりでしょうか。昔はどうだったかはよくわかりませんが・・・
この臨時快速というものは元々資料が少なく、実際はどのような車両編成で走っていたのかはよく分かりません。ドアなどにも手を加えていませんので、完全に自己満足再現編成です。
ただ全車73系で、7m1t編成であるという特徴だけは踏まえています。



  • 鉄道模型に戻る